理事長 西村
平成16年5月28日「NPO法人シオンの家」として、鹿児島県知事より認証を受け平成17年5月鹿児島市で初めての新築による宅老所を開設することが出来ました。
10名の通所介護施設と4名の宅老所としてスタッフ7名からスタートしたのがシオンの起源であります。小さな小さな小規模介護事業所が産声を上げるにあたって、産みの苦しみの中でもがいている中で、多くの方々の手助けやご支援のおかげ様で誕生したのが「シオンの家」であります、しかし15年経過した今現在私たちシオンの家全職員はその恵みを豊かに享受しています。70名を超える職員規模の法人として成長することが出来ました。
またその働きのなかにあって、労苦を共に担って下さった理事役員や職員のみなさまにも深く感謝いたします。
多くの方に愛され続けて今日のシオンの家があります。これまで受けた恵みをどのような形でお返しして行けるのか?職員一人一人の優しいぬくもりのある手によって利用者様をしっかりと支え、愛をもって介護のわざに励むことこそが、その答えではないかと考えます。ビジョンをもってこれからも進んでいきたいと願います。一人ひとりみんな大事です。
介護事業所は離職率が高い職場です。シオンの家で働くみなさま一人ひとりの家庭における生活がシオンの家をとおして豊かに恵みを受けることが出来ればありがたいです。
70名の職員とその家族の幸せをこれからの課題であると言えます。より良い介護の実践をなし社会から今後も介護事業所として受け入れられて初めてその課題に着手することが出来ます。
今まさにシオンの家は成長と同時に成熟を目指すことが大事であると考えます。
介護は人数さえそろえば出来る仕事ではありません。専門性の高い仕事として今後ますます社会から必要とされる仕事でもあります。人生の大切なところで出会いと別れがあります。
多くの利用様と出会いました。多くの利用者様との別れがありました。多くの利用者様から愛をもらいました。この15年の間に受けた恵みに感謝しこれからの出会いの為にしっかりと備えをして、高いビジョンを掲げて進めていけるようにお祈りしています。