シオンの風
第136号
理事長 西村通雄
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」
枕草子の冒頭「春はあけぼの・・・」
春は夜明け前のほのぼのとした感じが良いですね・・・から始まる枕草子の序文です。
今はまさに寒さが終わって春が来て、過ごしやすい季節になってきました。この時期には桜が1年間の総決算として全開のエネルギーで満開の花を咲かせて私たちの目を和ませてくれています。
学校も卒業式が終わってもうじき新学期がスタートします。春はすべてのスタートの時期でもあります。
シオンの家も3月末で1年の活動を一旦締めて新たなる年への備えをして、4月には新しい目標に向かって進んでいきます。毎年同じことの繰り返しではありますが、前年以上の実積を社員一同一体となって成し遂げていきたいと願っています。
「シオンの家はほのぼの・・・」といえることがあります。それは利用者様との大切なふれあいの事です。決して焦らず、ゆっくりとお話を聞きながら、うなずきながら共に過ごすことがシオンの介護の原点であると思っています。ほのぼのとしたひとときが人を癒します。優しい時間がお互いを元気にしてくれるのではないでしょうか?
「介護の仕事は精神的に疲れてしまう」と思っている人は、是非ほのぼのとした時間を敢えて設けて、ゆっくりと利用者様と向き合ってみてはいかがでしょうか?
「春はあけぼの~シオンはほのぼの」
清水事業所前の桜が満開となりました。